突然ですが、私は両親とも他界していて、もしものとき子どもを預けたりできる人がいません。
2人目、3人目の出産を控えたママさんは、入院中上の子をどうするか決まっていますか?
今日は、上の子を預けるあてがないという厳しい状況でも3人目の出産を乗り越えるアイディアをお話しします。
私は3人の出産経験もそうですが、両親とも他界した状態でシングルマザーになり仕事をしながら2人の子育てをした経験があります。
ステップファミリーになってからも3人目の出産は夫婦だけで乗り越えましたので、同じ状況で出産を控えて困っているママのお役に立てるはずです。
- 事情があって実家に頼れない
- 実家が遠くて上の子を預けられない
- 義実家に頼るのはちょっと…
- 旦那さん1人で大丈夫か不安
- 出産で入院中の上の子とパパの食事が心配
こんなお悩みを抱えたママは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
もくじ
出産時に上の子を預けるあてがない場合、どうする?
おそらくほとんどの家庭では、ママの実家に預けるとか、ママのお母さんに家に来てもらうとか、義実家のお世話になるとか、そういう風にして乗り越えているかと思います。
でも、それが出来たら悩んでないですよね。
我が家も、預けるあてがなかったので本当に困りました。
どこにも預けられないなら、悩むより先に今から準備をしておきましょう。
ちなみに、選択肢はこの2つ。
- パパが頑張る
- 外部のサービスに頼る
2つを組み合わせる方法もあります。
ちなみにパパに頑張ってもらう場合は、上のお子さんが保育園・幼稚園・学校に通っている必要があります。
上の子がまだどこにも通っていない場合は、外部サービスに頼ることを検討しましょう。
「パパが頑張る場合」「外部サービスに頼る場合」この2つのパターンについて、詳しく解説していきます。
パパが頑張る場合の注意点

出産時、実家や義実家に頼らない(または頼れない)で、なおかつ託児やシッターさんなどの外部のサービスに頼りたくない場合は、パパに頑張ってもらうしかありません。
でも、さすがにパパに1週間仕事を休んでもらうわけにはいきません。
では、パパが仕事を続けながらワンオペで上の子の面倒を見るにはどうしたらいいでしょうか。
まずは、出来るかぎりパパの仕事に支障が出ないように、準備しておきましょう。
▼出産に向けて準備しておくこと
- 保育園・幼稚園の延長保育に申し込む
- 小学校低学年なら、学童保育に問い合わせる
- 小学校高学年なら、留守番の練習
- 病児保育の事前申し込み
- パパの職場に状況を説明しておく
こういったことが考えられます。
病児保育など利用したことがないママは「ここまでやらなきゃいけないの?」と思うかもしれません。
でも、他の人の手が借りられないのなら、あらゆる場面を想定しておかないとパパと子どもたちが困ることになってしまいます。
保育園・幼稚園の延長保育に申し込む

お子さんが保育園・または幼稚園に通っている場合は、ママが入院中は延長保育をお願いしましょう。
パパのお仕事が毎日3時台に終わる、または時間に融通が利くなら大丈夫かもしれませんが、1週間何もないとは断言できませんよね。
大丈夫だと思ったけど急な予定変更でお迎えに間に合わない!なんてことにならないように、事前にお願いしておくと安心です。
お迎えが間に合わないときは当日に電話すれば対応してもらえるでしょうが、もしものときはそれでいいやなんて甘い考えはやめましょう。
小学校低学年なら、学童保育に問い合わせる

上のお子さんが小学校低学年の場合、1人で留守番させるにはちょっと心配ですよね。
近くに学童保育があれば、事情を説明して短期間の利用申し込みができるか問い合わせてみましょう。
我が家の場合は、3人目出産時は長男が小学3年だったのですが、短期の利用には対応してもらえなかったので2ヶ月間契約しました。
でも、出産前に切迫早産で入院することになったり、予定日より少し出産が早まったり、予想外のことがたくさん起きたので、この選択は間違っていませんでした。
小学校高学年なら、留守番の練習

小学校高学年になると、学童保育があっても利用させてもらえない場合が出てきます。
ちなみにうちの子の通う小学校では、「高学年の利用は兄弟姉妹が低学年にいる場合のみ」という条件付きでした。
学童を利用できない場合は、パパが帰ってくるまで家で留守番させておく必要がありますよね。
上のお子さんは留守番したことはありますか?
学校から帰ってきて鍵を自分で開けて家に入ったことはありますか?
「高学年だし大丈夫だろう」と思って練習しないでいると、ママが突然入院!となったときにぶっつけ本番になってしまいます。
- 鍵をどっち側にまわすか
- 鍵を開けたり閉めたりしたら、鍵を外す
など、お子さんと一緒に確認しておくと安心です。
パパが在宅で仕事をしているなど基本的に家にいるから大丈夫といった場合も、昼間ママの陣痛が始まった場合はパパもママも家をあけることになりますよね?
学童を利用しない場合、使うか使わないかは別として鍵は念のためお子さんのランドセルに忍ばせておくことをおすすめします。
病児保育の事前申し込み

パパの仕事はどれくらい融通がききますか?
当日欠席しても許されますか?
2人目以降の出産となると、責任ある仕事をしているパパも多いのではないでしょうか。
本来ならばパパの職場の人に理解してほしいというのが本音ですが、「子供の熱が出たから休みます」とは言えない状況のパパが多いのも事実です。
全国病児保育協議会加盟施設
↑病児保育を行っている施設を調べられます
事前に申し込みが必要な場合もありますので、早めに下調べしておきましょう。
うちの子も運動会の日に限っておたふく風邪にかかったり、保育園の入園説明会の日に限って39度の熱を出したりします。
もしもの場合に備えておくと、パパもママも精神的に楽になれますので徹底的に準備しましょう。
パパの職場に状況を説明しておく

ここまで準備したら、あとはパパの会社にも協力してもらいましょう。
たとえば、こんなことをお願いしておきましょう。
- 朝は子供を送り出してからの出勤させてもらう
- 帰りはお迎えの時間に間に合うように上がりたい
- ママに何かあったら早退させてもらうかもしれない
延長保育や学童など使わずに「毎日3時に上がらせてください!」なんて言えば、パパの上司も「さすがにそれは…」となってしまうかもしれません。
そうではなくて、やれることはやった上でのお願いならば、パパの職場も理解してくれるはずです。
外部のサービスに頼る場合
- 上の子が未就園児
- パパの仕事が土日休みではない場合
- パパの仕事の時間が夜遅い・または朝早い
- パパの仕事に夜勤がある場合
- 小学校の近くに学童がない
ママの出産中に上のお子さんを見てもらえるサービスには、以下のような種類があります。
- ベビーシッター
- 託児所
- ファミリーサポート(ファミサポ)
これらのサービスについて、順番に解説してきますね。
ベビーシッター

ベビーシッターとは、パパやママが不在のときに家に来て子どものお世話をしてくれる人のことです。
ベビーシッターには国家資格などは必要なく、子どものお世話が好きな人がベビーシッターとして働いています。
最近は子供のお世話以外にも家事代行や習い事のレッスンがお願いできるサービスもあります。
自分の条件にベビーシッターを探す場合は「ピックシッター」がおすすめです。
ベビーシッターと私たち保護者をつなぐマッチングサイトです。
▼ベビーシッターが探せる「ピックシッター」の特徴
- 入会・年会費無料
- 当日予約に対応
- 家事代行もお願いできる
- 病児・病後の子どももお願いできる
- 英語レッスンなどをしてくれるシッターさんもいる
会員登録だけなら無料なので、利用するかわからない場合でも今のうちに済ませておきましょう。
利用が決まっている場合は、事前にどの人に頼むか下調べをして、できれば一度お試しで利用しておくと安心です。
パパもママもいない状態、しかも密室ですから、会ったことのない人に大事なお子さんを預けるのは心配ですよね。
実際に利用するかわからない場合も、サイトに登録していざというときの選択肢を増やしておきましょう。
それだけでも、ママとパパの不安の種が1つが減るはずですよ。
託児所

託児所は、民間運営の子供を預かってくれる施設のことです。
ベビーシッターよりも利用料金は安く済むことが多いですが、以下の点には注意が必要です。
▼託児所利用の際の注意点
- 入会手続き・事前予約が必要
- 入会金の有無・料金は施設によりさまざま
- 熱がある場合は利用不可
- 営業時間も託児所による
私はシングルマザー時代に仕事をかけもちしていたので、保育園と託児所を両方利用していました。
託児所は、保育園や学童ではカバーできない土日や祝日、夜の時間帯をサポートしてくれる施設が多いです。
送り迎えをしなければいけないところがちょっと難点です。
その分、ベビーシッターより料金は安く済むのでパパが送迎を頑張れそうなら託児所の利用を検討してみましょう。
ファミリーサポート(ファミサポ)

ファミリーサポート(通称ファミサポ)とは、市区町村が運営する育児や介護について助け合う会員組織のことです。
助けてほしい依頼会員・助けてあげたい援助会員・または両方を行う会員が、それぞれのニーズを満たす形で成り立っています。
▼ファミリーサポートでお願いできること
育児の援助
- 保育所までの送迎を行う
- 保育所の開始前や終了後の子供を預かる
- 学校の放課後や学童保育終了後、子供を預かる
- 学校の夏休みなどに子供を預かる
- 保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
- 冠婚葬祭や他の子供の学校行事の際、子供を預かる
- 買い物等外出の際、子供を預かる など
一般財団法人女性労働協会のHPより引用
ファミリーサポートは事前の会員登録が必要です。
私の住んでいる自治体では、事前に説明を聞きに行って写真入りの会員証を作る必要がありました。
もし利用する可能性がある場合は、ママが動けるうちに説明を聞きに行ってみましょう。
ファミリーサポートセンター検索
↑こちらからお近くのサポートセンターを検索できます。
我が家の3人目出産時はこうでした

私の両親は他界していて頼れないし、パパ方の両親にも頼れない状況でした。
3人目出産時の上の子たちの年齢とパパの仕事

私が3人目を出産したときの上の子たちの年齢は長男が小学3年生、長女が保育園の年長さんでした。
パパの仕事は、自営業で、外仕事が多め。さらに出張も多め。
企業に依頼されて動くことが多いため、直前になってキャンセルすることはできません。
臨月に入る頃を見越して、県外や土日祝日に影響しそうな仕事の受注を少しセーブしてもらっていました。
出産時の入院に向けて準備していたこと

私たちは「できる限り2人で頑張る」と決めていました。
でも、何が起こるかわからないので、事前にしっかり準備しておきました。
私の行ったことは以下の通り。
- 長女の保育園に相談、入院時のみ延長保育の申請
- 長男に鍵を持たせて鍵の開け閉めの練習
- 学童保育に2ヶ月間入会
- ベビーシッターマッチングサイトへの登録
- 以前利用していた託児所に連絡して状況説明
- ファミリーサポートの会員登録
実際には思っていたよりも早く陣痛が来て切迫早産で入院したりとすべて思い通りにはいきませんでした。
それでも、事前に準備していたことが役に立ちました。
入院中にパパがしてくれていたこと

平日のパパの行動を大まかにまとめると、こんな感じです。
- 子供たちの朝ご飯~朝の準備
- 長男の送り出し、長女の保育園送り
- 仕事後、長男の学童・長女の保育園の迎え
- 子ども2人と一緒にお風呂
- 夕飯を持って、私の病院にお見舞い
- 家に帰って子どもを寝かしつけたら洗濯
もはや主婦!ワンオペのワーママそのものです。
パパにあとから話を聞いてみると、
と言っていました。
出産を頑張ったのはママですが、その影では上の子たちもとパパも頑張ってくれていました。
パパに頑張ってもらう予定のママは、退院後パパに感謝の気持ちをたくさん伝えましょうね!
出産時の上の子はどうするのが正解だった?

今振り返ってみて、こうしておけばよかったなという反省点をお話します。
もし時間が戻せるなら、当時の自分にこうアドバイスしてあげたいなと思います。
食事がジャンクなものばかりになってしまった

我が家の反省点、それは子どもとパパの夕飯をもっと準備をしておけばよかったということです。
うちのパパは私より料理ができるしマメなタイプなので、大丈夫だろうと思って何も用意していなかったんですよね。
でも、入院中は毎日お見舞いに来てくれたので、時間がなくて作れないと言って、毎日外食になっていました。
コンビニ・ほっともっと・マクドナルド・牛丼など…。
仕事が終わってから、子供たちのお迎えをして家に帰って、お風呂に入れてから夕飯を作ったらすぐに寝る時間になってしまいます。
そうすると、ママと赤ちゃんのお見舞いには行けなくなってしまいますよね。
お見舞いに毎日は行かなかったとしても、仕事から帰ってきて子どものお風呂や洗濯に加えて朝晩の食事の用意。
パパがキャパオーバーになってしまう姿が容易に想像できますよね。
出産時に利用しておけばよかったサービス

時間と手間をかけずに簡単に食べられる便利な食事はたくさんあります。
たとえば、コンビニ弁当、ファストフード、宅配ピザ、インスタント食品など。
便利なことは便利なんですが、気になるのは栄養面。
ママの入院中の期間ずっととなると、ママとしては子どもにはなるべく食べさせたくないですよね。
かと言って1週間の食事を冷凍保存しておいて、それをパパに解凍調理しておけばよかったのか?というと、ズボラな私には無理です。
コンビニ弁当などと同じくらい手軽で、なおかつ栄養バランスが良いお弁当を宅配してくれるサービスがあるとしたらどうでしょうか?
それは、冷凍弁当の宅配サービスです。

冷凍弁当は、1~2週間分まとめて届けてもらえます。
ママの入院中は家を空けることが多くなりますが、毎日時間を合わせて受け取る必要がないのもポイントです。
もう一度出産などで入院することになったら、絶対これを利用します。
冷凍弁当の宅配サービスは、コスト面・栄養面・おいしさ、ママが家族の食事に対して気になる3つのポイントを満たしています。
産後も里帰りせずに夫婦で頑張る予定なら、そのまましばらく利用しておけばママも産後料理をせずに済みますよ!
頼れる人がいないのにパパもママも全部がんばっていたら、ストレスがたまってしまいます。
積極的に時短して、お互いの負担を減らしましょう。
出産で入院中、上の子とパパにおすすめな冷凍弁当宅配サービスランキング
お試しコースがあるので、出産前に味を比べて、入院中にどれを頼むか決めてもいいかもしれませんね。
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