3人目の妊娠が発覚したとき、私はフルタイムワーママでした。
3人目は欲しかったし、妊娠は嬉しかったはずなのに、最初に頭をよぎったのは「仕事どうしよう・・・」という不安でした。
当時私が働いていたのは、ブラック企業とまでは大げさかもしれませんが体育会系気質な会社でした。
予想通り、上司から嫌味を言われる日々。
どんなにつわりが辛くても「つわりは病気じゃないよね?」と休ませてはもらえない環境でした。
それでも、「絶対産休も育休も勝ち取ってやる!」と心に決めて、気合で乗り切りました。
辛くて職場のトイレでこっそり泣いたり、家で旦那に泣きついたりしながらも、最後まで耐えた私の体験談です。
フルタイムで妊娠して産休取得を考えているママさんの少しでもお役に立てれば嬉しいです。
妊婦さんって色々不安になりますよね。
子供3人産んでもやってけるかな?と不安になってしまったら、こちらの記事を読んでみてください。
子供3人目後悔してる?妊娠・中絶・出産にまつわるママの本音トーク
もくじ
正社員で3人目妊娠したからには産休取得を目指したい
1人目・2人目の産後は、赤ちゃんの首の座る前から働き始めました。
ちなみに1人目のときは産後1ヵ月、そして2人目は産後2週間から復帰しました。
当時、私は個人事業主でした。
(美容関係の仕事をフリーランスでしておりました)
会社員ではないので、産休・育休制度というものはありません。
仮にあったとしてもその仕事を続けていく限りは、長期の休みは取れなかったと思います。
お客様あっての仕事だったので、ゆっくり1年も休んでいたら復帰するころには仕事がなく、1からのスタートになっていたはず^^;
2人目出産後もその仕事は続けていました。
その後、労働時間と休みの日が不規則で保育園や小学校と合わないことから、育児との両立を考えて断念しました。
そして、縁あって今の会社に入社。
初めて正社員として採用していただくことになりました。
そして、2年半ほど経ったところで3人目を授かりました。
個人事業主だった1人目・2人目産後は仕事復帰が早すぎた
正直、上2人の産後はとても辛いものでした。
産後は、赤ちゃんの世話だけでなく自分自身のカラダも辛い。
そんな中、無理して働けたのは当時はまだ若くて体力があったからだと思います。
でも、もう2度とあんな思いはしたくないと今では思っています…。
そもそも、3人目を欲しいと思えたのは産休・育休制度を利用できる環境にいたからです。
産休:出産予定日の6週間前から産後8週間。
育休:産休後、子供が1歳になる前日まで。
※育休は条件を満たせば2歳まで延長できます。
育休の延長についてはこちらに詳しく書いてあります。
3人育児と仕事と家事は両立できない?育休明け仕事復帰への不安
私の場合は、この制度がなかったら3人目を産むことはできなかったと思います。
正社員が3人目妊娠して仕事を続けて辛かったこと
社長に妊娠を報告し、産休・育休を取得したいことを伝えました。
「えーーー!?」とは言われてしまいましたが、産休育休については了承していただけました。
他の社員には当初、安定期までは報告しないでいるつもりでしたが、つわりがひどく隠せないと思い、安定期を前に報告しました。
3人目でもつわり中の仕事は辛かった
やっぱり、つわり中が一番辛かったです。
お昼は各自のデスクで食べていたので、ランチタイムは食べ物のニオイのオンパレードで地獄でした。
ニオイが残るので、午後しばらく仕事が手につかないこともありました。
お昼のニオイ対策は、使い捨てマスクを午前と午後で使い分けて対処。
それでも気持ち悪かったですが、どうにか乗り越えました。
それから、仕事中は常に常に飴(小梅ちゃんがオススメ)やサイダーを手元に置いていました。
それでも、我慢できないときもあります。
そんなときはトイレに駆け込むしかありませんでした。
でもつわり中気持ち悪くなってトイレに行くと、トイレのニオイでさらに気持ち悪くなってしまうので悪循環でした^^;
これってマタハラ?上司や同僚の理解ない言葉たち
男性の多い職場だったので、妊娠について理解してもらえないことには本当に苦しみました。
「妊娠は病気じゃない」
「妊娠関係で仕事を休むことはないよね?」
「うちの奥さんはやってたよ?」(重いものを持つことや、階段を駆け上がることについてこう言われました)
迷惑おかけしてすみません、と言うと「いるだけで迷惑だから大丈夫!」
と返されることもありました。
妊活中の男性上司からは、「望んでも授かれない人がいるのに辛そうにするな」とか「あまり嬉しそうに妊娠の話をするな」など。
つわりに並んで辛かったのは、周囲の人たちのこんな言葉たちでした。
帰り道、車の中でよく泣いていました。
耐えきれなくてトイレでこっそり泣く日もありました。
たしかに、これに関しては賛否両論だと思います。
私が妊娠したことで会社に迷惑をかけてしまっているのは事実です。
妊婦だからエライ!
妊婦だから優しくされて当たり前!
なんて思っているわけではありません。
それでも、こんな言葉たちをかけられると悲しかったです。
当時はメンタル面でも追い込まれていました。
妊娠中の仕事が辛くても辞めずに頑張れた理由
正直、何回「やめてやる!」と思ったかわかりません。
それでもどうにか踏ん張りました。
カレンダーを見ながら、「あと〇日・・・」と自分を奮い立たせて最後までやり切りました。
妊娠中の仕事の愚痴や弱音は夫が聞いてくれた
夫には毎日支えてもらいました。
途中からはあまりに私が弱音を吐くものだから「もう辞めてもいいんだよ?」と言われていました。
そう言ってもらえるだけで気持ちが軽くなりました。
「産休まで頑張りなよ」なんて言われていたら、逃げ場がなくてもっと追い込まれていたと思います。
夕方「やっと仕事終わった~」と解放されても、家事育児をしているうちにあっという間に夜になって眠ってしまえばまた明日がやってくる。
明日が怖くて涙が止まらなくなる日もありました。(今思うと本当に追い詰められていたんだなと思います^^;)
そんなときも最後まで話を聞いてくれて、背中をさすってくれました。
妊娠中のフルタイムワークは夫婦二人三脚で乗り切ったと思っています。
最終的には気合!産休をどうしても取りたい気持ち
辞めようか悩んだ時に思いとどまらせてくれたのは、「産休まで働いて制度を使いたい!」という自分の意志でした。
途中で辞めてしまったら、ここまでの頑張りが無になるような気がして、最終的には気合で乗り切りました。
妊娠・出産はお金がかかります。
1年間手当がもらえればお金のことを気にせず子育てに専念できる。
そう思い、産後の自分のために頑張りました。
正社員で3人目妊娠して仕事を頑張った日々を振り返って
自分でも本当に辛い中よく頑張ったと思います。
実は私は、産休に入ってすぐ、切迫早産で入院しました。
ちょっと頑張りすぎたのかもしれません…
幸い早産になることはありませんでしたが、24時間点滴をしトイレ以外はずっとベッドの上で過ごすという入院生活を送りました。
今から同じことを頑張れるか?と聞かれたら、ちょっと自信がありません。
でも当時の自分の頑張りのおかげで今現在育休を取得させていただいています。
そのおかげで、こうやってブログを書くこともできています。
産休まで頑張った私から同じ境遇のママにアドバイス!
3人目の妊娠は本当に大変です。
上の子2人のお世話に家事。
さらに仕事まで続けるとなるともはや修行の域です。
それでも仕事を続けたいなら、我慢ばかりの毎日はやめましょう。
ママが楽になるためにやれることは全部やってください。
夫にたくさん愚痴や弱音を吐き出し、優しくしてくれる人には甘える。
子供にもママの妊娠を機に、自立の練習をさせるのもいいと思います。
ママだけが我慢して辛い思いをしないように赤ちゃんだけでなく自分のことも大切に思ってあげてください。
正社員でも「仕事を辞める」という選択肢もある
もし、経済的なことが理由で仕事を辞めるか悩んでいるなら、在宅ワークという選択肢もあります。
私ももっと早く知っていたら、つわりが始まった時点で仕事を辞めて在宅ワークという道を選んでいたと思います。
産後も無理なく続けられるからです。
在宅ワークについてはこちらに詳しく書きました。
