- 複数の上履きをもっと簡単に洗うにはどうしたらいい?
- 洗っても上履きが黄ばむのはどうして?
- せっかく洗った上履きの白さを長持ちさせることはできる?
こんな疑問を解決する記事です。
上履きの汚れは、ただやみくもにこするだけではなかなか落ちません。
実は上履きの洗い方にはコツがあるんです。
この記事では約7年間、うち5年は毎週2足の上履きを洗い続けてきた私の実践する上履きの汚れ落とし方法をご紹介したいと思います。
この記事を読めば、あなたの上履き洗いが少し楽になるはずです。
もくじ
ママを悩ませる上履きの汚れ落とし
子供の上履きの汚れ落としに悩むママは多いはず。
なぜなら、子供たちは上履きって1週間でびっくりするほど汚して帰ってきます。
しかも、同時に2足3足と洗うとなるとさらに大変。
実際にうちの小学生2人も真っ黒の上履きを持ち帰ってきますよ。
ちょっとお見苦しいですが、実物の画像をご覧ください。
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このような上履きを毎週洗わなければならないのですから、少しでも簡単に汚れを落としたいのが本音ですよね。
上履きの汚れには、どんな種類がある?
上履きの汚れ落としを攻略する前に知っておいてほしいことがあります。
それは、『上履きの汚れの正体』です。
上履きが汚れる原因は、この3つ。
- 汗や皮脂
- 黒ずみ
- 黄ばみ
それぞれ詳しく解説いたします。
汗や皮脂
上履きの内側の汚れとニオイの原因は、足から出る大量の汗です。
子供の足が1日にどれくらい汗をかくかご存知ですか?
なんと、子供は1日にコップ1杯分もの汗を足にかくらしいのです。
我が家では週に1回上履きを洗っていますが、それでもソール部分が真っ黒になっています。
「なんでこんなに汚してくるの?」と思っていましたが、毎日大量の汗が染み込んでいると知って納得しました。
黒ずみ
上履きの黒ずんだ汚れは、泥やホコリが原因です。
子供たちは上履きでいつもキレイな室内だけを歩いているわけではありません。
実際に授業参観で子供たちの様子を見ているとわかりますが、子供たちは建物外を上履きのまま歩いています。
- 体育館へ行くとき
- 別の校舎に移動するとき
- 玄関を掃除するとき
私の子供たちの通う小学校では、こんな時に子供たちは外を上履きのまま歩いていました。
黄ばみ
上履きの黄ばみの原因は、ズバリ洗剤のすすぎ残しが原因です。
上履きを洗ったときに付着した洗剤のカスが変色して、黄ばみとなっているのです。
「ちゃんと洗っているのになぜか黄ばんでしまう・・・」
そんな方は直射日光の下に洗った上履きを干していませんか?
上履きを紫外線に当てるとさらに変色の原因となってしまいますので、注意が必要です。
上履きの汚れ落とし:つけおき編
上履きの簡単汚れ落としのSTEP1は、つけおき。
一見面倒にも思えますが、つけおきをすることでママの労力は確実に減ります。
いっぺんに複数の上履きを洗うなら、1足だけ洗う場合の何倍にもつけおきの効果を実感していただけると思います。
たまに急いでいるときはつけおきをしないで上履きを洗いますが、つけおきをしないと結局こすり洗いの時間も労力も増えてしまうのでいつも後悔します。
上履きつけおきに必要なもの
上履きをつけおきするためには以下のものが必要です。
- オキシクリーン
(または、酸素系漂白剤と洗濯洗剤) - 40~60度のお湯
それぞれについて、詳しく説明したいと思います。
上履きつけおき洗剤はオキシクリーン
上履きのつけおきで1番おすすめの洗剤はオキシクリーンです。
なぜなら、オキシクリーンは色ものにも使える酸素系漂白剤なのに除菌漂白のパワーが強力なんです。
汗と皮脂の汚れを落とすには酸素系漂白剤がベストです。

上記の記事内でもオキシクリーンをおむつ用ゴミ箱のニオイ取りでご紹介しましたが、実際に我が家でも愛用中です。
上履きのつけおき以外でも、こんな用途で活躍してくれています。
- 赤ちゃんのうんちで汚れた服の漂白&除菌
- おもちゃなどの除菌
- ミルクや母乳で黄ばんだ洋服の漂白
- 生乾き臭の取れない服の除菌
- お鍋の焦げ落とし
- 洗面所・お風呂の掃除
これ1つでオールマイティーに使える洗剤なので、用途別に何個も洗剤を買うよりもオキシクリーンに置き換えれば補充の手間が省けます。
オキシクリーンがなければ、ワイドハイターEXで代用
オキシクリーンがなくても大丈夫です。
その場合は、汚れ落としの効果は少し劣りますが、ワイドハイターEXなどの酸素系漂白剤を使いましょう。
オキシクリーンの代わりに使う場合は、
- ワイドハイターなどの酸素系漂白剤
- 少量の洗濯用洗剤
この2つを合わせて使いましょう。
こちらは300円くらいでドラッグストア等で手に入ります。
上履きつけおきのやり方
上履きのつけおき方法は以下の通りです。
バケツに40~60度のお湯を用意
漬けおき液の温度は、とても重要です。
なぜなら、適切な温度のお湯に溶かすとオキシクリーンをはじめとする酸素系漂白剤の効果が最大限に引き出せるからです。
つけおきしている間にお湯が少しずつ冷めていくので、はじめは60度くらいのお湯を用意しておくとよいでしょう。
お湯の量は、上履きがすっぽりとつかるくらいは必要です。
オキシクリーンを入れ、よく溶かす

オキシクリーンの量は4Lに対して30g、付属のスプーンの1/4ほどが適量となります。
お湯の量に合わせて調節して入れましょう。
オキシクリーンを使わない場合は、適量の酸素系漂白剤に洗濯洗剤をティースプーン1杯ほど入れます。
そして、よく混ぜるのがポイントです。
混ぜるときは手につけおき液がつかないように手袋を使うなど工夫してください。
30分~2時間ほど放置
漬けおき液が出来上がったら、すぐ上履きを入れて30分~1時間ほど放置します。
つけおき液は作り立てが一番洗浄効果が高いので、必ず作ったらすぐつけおきするようにしましょう。
このとき上履きが完全に浸かっていないと意味がありません。
浮いてきてしまう場合は、重しを乗せたり上履きの向きを変えるなどしてしっかり漬けましょう。
上履きの汚れ落とし:こすり洗い編
STEP2はこすり洗いです。
汚れが浮いてきているので、いつもより簡単に汚れが落とせます。
つけおきが終わった時点で汚れがあまり気にならないようであれば、洗剤は使わず残ったオキシ液の中で上履きを洗ってもいいと思います。
汚れがまだ気になるようであれば、洗剤で汚れを落としましょう。
上履きのこすり洗いに必要なもの
こすり洗いでさらに汚れを落としていきましょう。
必要なものは、こすり洗い用の洗剤と靴洗い用のブラシです。
上履きのこすり洗いにはウタマロ石鹸がコスパ最強
こすり洗い用の洗剤は、つけおき用ほどこだわならくてもいいと思います。洗濯用の洗剤や、食器用の洗剤でも十分です。
私が今まで使った中で汚れ落ちが良かったのはウタマロ石鹸。
ウタマロ石鹸は100円ちょっとで買えます。
安いのに、汚れ落ちは抜群です。初めて買ったときびっくりしました。
お子さんが漬けおきだけじゃ落ちない汚れを上履きにつけてくるなら買って損はないです。
歯ブラシよりも靴専用が洗いやすい

上履きをこすり洗いするときのブラシは、靴洗い専用のものが洗いやすいです。
大きなブラシのほうが疲れずに洗えます。
私も以前は古くなった歯磨きを使用していましたが、小さい歯ブラシで靴を洗うとすごく疲れます。
細かいすき間の汚れを落とすのに歯ブラシは大活躍してくれますが、上履き洗いは細かい部分を洗うことは少ないです。
靴用ブラシで楽にこすり洗いしましょう。
上履きのこすり洗いのやり方
気になるところを軽くこすれば汚れはすぐ落ちてくれるはずです。
事前につけおきしてあるので、見た感じは汚れていたとしても落としやすい状態になっているからです。
私もこすり洗いには時間をかけていません。
気になるところをちょこちょこっとこすったら、次のSTEPすすぎ洗いで終了です。
上履きの汚れ落とし:すすぎ・乾燥編
仕上げのSTEP3は、すすぎと乾燥です。
上履きの汚れをしっかり落とすためには、すすぎと乾燥にも注意が必要です。
すすぎはしっかしないと黄ばみの原因になる
最初にも説明しましたが、上履きの黄ばみはすすぎ残した洗剤のカスが原因です。
せっかく上履きの汚れを落としても、洗剤カスが残っていたのでは黄ばんだ汚らしい上履きになってしまいます。
内側も外側も、しっかりと洗剤を洗い流しましょう。
天日干しも黄ばみの原因の1つ
日光で殺菌するために太陽の下に上履きを干している方は要注意。
上履きに残った石鹸カスは、太陽の光で黄色く変色してしまいます。
最初のつけおきで殺菌は十分にできています。
上履きは陰干ししましょう。
上履きの汚れ防止テクニック
せっかく汚れを落とした上履きが、またすぐ汚くなってしまっては悲しいですよね。
「なるべく次回洗う労力を減らしたい」それがママの本音だと思います。
そんなママのための上履きの汚れ防止テクニックをご紹介します。
防水スプレーで上履きの汚れ防止
靴用の防水スプレーを上履きにかけると、汚れをはじく効果があります。
我が家では靴用に購入した防水スプレーを上履きにも使用しています。
残念ながらまったく汚れなくなるわけではありません。
特に、布製の上履きは買ってすぐ防水スプレーをしておくと、後が楽です。
我が子の通う小学校では体育館シューズが布製なのですが、防水スプレーのおかげでほとんど汚れ知らずです。
ビニール製の上履きにももちろん効果ありです。
ベビーパウダーで汚れ防止
ベビーパウダーをはたくと、布の細かいすき間に汚れが入り込みにくくなるので汚れ防止になります。
ベビーパウダーが家に余っていたら、こんな使い道もありますよ。
使い方は簡単。洗って乾いた上履きにパタパタとベビーパウダーをはたくだけです。
効果は防水スプレーのほうが上なので我が家は防水スプレー派ですが、ベビーパウダーも効果がありますので防水スプレーが手元にない場合は是非試してみてはいかがでしょうか。
上履きの汚れ落とし&まとめ洗いのポイント
上履きの汚れ落としのコツを知れば、毎週の上履き洗いの手間が減ってママの負担が軽くなります。
面倒くさがらずにつけおきをして、汚れを浮かしてこすり洗いを簡単にするのがポイントです。
上履きの汚れ落としのコツ
私が実践している上履きの洗い方は、具体的には以下の3ステップ。
- つけおき
(酸素系漂白剤と適切な温度のお湯で) - こすり洗い
(専用ブラシでササっと済ませる) - すすぎ・乾燥
(しっかりすすぎ&陰干し)
このSTEPで上履きを洗えば真っ黒な上履きが最低限の労力でキレイになりますよ。
上履きをまとめ洗いするときのポイント
2足3足とまとめ洗いするときは、つけおきの段階でいかに汚れを落とすかがポイントです。
つけおきできちんと汚れを落とすために気を付けるポイントは以下の通り。
- つけおき液を作ったら、すぐに全部の上履きを入れる
順番・時間差で入れるのはNG! - すべての上履きの全体が浸かるようにする
浸かっていないところは汚れが落ちないので注意!
こすり洗いをするときは、汚れの少ない上履きから洗うようにするといいと思います。
そうすれば、バケツの水が一気に汚れることもなく、汚い方の上履きはつけおき時間が長るので一石二鳥。
そして、上履きの汚れを落としたら、汚れ防止テクニックを使って次の上履き洗いに備えましょう。
そうすることで、さらに上履きを洗うのが楽になります。
今日のたったひと手間が未来の自分を助けてくれることになるので、ぜひやってみてください。