しかも子供が大きくなるにつれて、子育てにかかるお金もどんどん増えていきますよね。
そんな子育て家庭の強い味方、児童手当。
自分の家庭が総額いくら支給されるか、きちんと把握できていますか?
3人目から増額されるから安心!と思っている3児ママさんは要注意。
お子さんの年齢差によっては、3人目の増額が適用されない場合があるんです!
児童手当以外にも、家計の収入を少しでも増やしたい!というママはこちらの記事も読んでみてね!
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もくじ
児童手当とは?
内閣府のHPには以下のように記載されています。
児童手当は、子ども・子育て支援の適切な実施を図るため、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、家庭等における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的としています。
0歳から中学校卒業までの児童を養育している方に支給されます。
<出典:内閣府>
つまり、児童手当とは子育て家庭に支給される手当のこと。
支給対象は、0歳~中学校卒業までの子どもを養育している保護者です。
児童手当を受けるためには、住んでいる市町村で、生後15日以内に手続きが必要です。
手当は、月単位での支給となります。
遅れた月分の手当は受けられなくなるので、手続きは必ずしておきましょう。
産後は出かけるのが大変なので、役所での手続きは一度にまとめて行うのがおすすめです!
1人目・2人目の児童手当支給額
0~3歳未満 15,000円
3歳~小学校終了前 10,000円
中学生 10,000円
1人目・2人目の子どもの支給額は上記の通り。
所得制限の限度額以上の所得がある場合は、特例給付(1人につき5,000円)となります。
何月生まれでも受給修了が中学校卒業時なので、総支給額は早生まれのほうが少なくなる計算ですね。
3人目の児童手当の支給額
0~3歳未満 15,000円
3歳~小学生 10,000円→15,000円
中学生 10,000円
3人目の場合は、3歳から小学校卒業までの支給額が増額されます。
3歳から小学校入学まで(誕生日により3年1ヵ月~4年)と、小学校の6年間(6年間)なので、9年間以上は毎月5,000円多く支給してもらえる計算になります。
いくら多くなるか計算してみると…
5,000円×12ヵ月=6万円で、年間だと6万円多い計算になります。
これが9年間も続くのはありがたいですね!
続いて総額でいくら多く受け取れるのか。
- 4月生まれの場合
5,000円×10年=600,000円 - 3月生まれの場合
5,000円×9年1ヵ月=545,000円
4月生まれのお子さんの場合は最大で10年増額されるので、なんと60万円も多く受け取れることになります。
ですが、注意が必要です!
3歳から中学卒業までも全期間で増額した金額を受け取るには、条件があるのです。
安心するのはまだ早い!増額の適用条件は?
児童手当の支給額を計算する上での子供の人数の数え方には決まりがあります。
児童手当上での「養育している子ども」とは、高校卒業まで(18歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の子どものことを言います。
つまり、高校卒業後のお子さんが何人いようとカウントされないということです。
1人目と3人目のお子さんの年齢の差が学年で6学年より離れていると、この適用外の期間が発生します。
3人目のお子さんの児童手当支給額を計算する際には注意しましょう。
第3子の増額が適用される場合
我が家を例に見てみます。
うちの子供たちの3年後の年齢で考えてみました。
この場合、全員が高校卒業前なので養育している子どもにカウントされます。
第1子・第2子は3歳を超えているので1万円。
第3子は増額が適用されて1.5万円の支給額となります。
でも、我が家の場合は子供が中学校を卒業するまでの全期間、第3子の増額を受給できるわけではありません。
第3子の増額が適用されない場合
さらに7年後の未来を見てみます。
児童手当では「養育している子ども」にカウントされません。
となると、2人目の長女が「第1子」という扱いに。
3人目の次男は「第2子」扱いとなり、第3子の増額適用外になります。
ちなみに我が家の次男は7月生まれ。
もし1人目との年の差が6学年以下だったら、9年と8ヵ月もの間、増額して受け取れることになります。
ですが、長男が18歳の3月で「養育している子ども」にカウントされなくなるため、実際に増額して受け取れる期間は3年少なくなり、6年8ヵ月です。
増額は1年6万円なので、3年分となると18万円。
これを知らずに受け取れるものだと思っていたら、長男が高校卒業後の受給日に通帳を見てショックを受けていたと思います。
後でわかるよりはよかった!
児童手当の所得制限は扶養の人数で決まる
次に気を付けたいのが所得制限です。
所得制限限度額は、手当を受け取る人の前年12月31日時点での扶養親族の数に応じて設定されています。
扶養親族等の人数 | 所得額 | 収入額 |
---|---|---|
0人 | 622万円 | 833.3万円 |
1人 | 660万円 | 875.6万円 |
2人 | 698万円 | 917.万円 |
3人 | 736万円 | 960万円 |
4人 | 774万円 | 1002.1万円 |
5人 | 812万円 | 1042.1万円 |
3人育児家庭の場合、専業主婦なら「扶養親族4人」の欄を参考にしてみてください。
共働き家庭の場合は、奥様が扶養範囲内で働いている場合は「扶養親族4人」、扶養の範囲を超えた収入がある場合は「扶養親族3人」を参考にしてみてください。
所得制限限度額以上の所得がある場合、児童手当の支給額は子供1人につき5,000円になります。
もっと知りたい!児童手当のこと
毎年提出する現況届について解説したいと思います。
児童手当の支給日はいつ?
児童手当の支給月は、2月・6月・10月の年3回です。
支給日に関しては、各市町村によって違います。
私の住んでいるところは毎月10日ですが、7日・12日・15日など場所によって支給日にはバラつきがあるみたいです。
支給日が休日の場合は前倒しされて、その直前の金融機関営業日に支給されるところが多いようです。
児童手当は後払い
各月に支給される手当の内訳は以下の通り。
支給月 | 児童手当の内訳 |
---|---|
6月支給 | 2月~5月分 |
10月支給 | 6月~9月分 |
2月支給 | 11月~1月分 |
支給月の直前4ヵ月分が振り込まれます。
子供の年齢などで支給額が切り替わる場合は、このタイミングで振込額が変更されるので覚えておいて損はないです。
ちなみに最後の支給は3月までなので、最終振り込みはお子さんが高校卒業した次年度の6月。
2月と3月の2ヵ月分が振り込まれて支給終了となります。
現況届は毎年忘れずに
児童手当受給者を対象に毎年提出が義務付けられている現況届。
現況届はきちんと提出しないとその年の6月からの受給資格がなくなるので要注意です!
毎年6月になると、市町村から案内が届きます。
提出期限は6月末まで。
とくに難しい記述は必要ありません。健康保険証のコピーなど必要書類と併せて
必ず期日に提出しましょう。
子供が3人でも、まとめて1枚出すだけでOKでした。
3人ママなら児童手当の総支給額を一度計算してみよう
3人育児家庭の児童手当。
お子さん1人1人の支給額がおわかりいただけたでしょうか?
ただでさえお金がかかる3人育児。
いくら計画を立てていても、予想外の出費はつきものです。
それに加えて、知識不足で本当はもらえないものをアテにしていた…なんてことになると
さらに計画が狂ってしまいますよね。
我が家のように兄弟の年齢が離れている場合、3人目の増額を全期間では受給できないので要注意。
3人お子さんがいる方は、増額して受け取れる期間を一度計算しておくと貯金や将来設計の見通しが立てやすくなりますよ!
貯金やお小遣いを増やしたいなら、ママだからこそ在宅ワーク!妊娠中・産後・ワンオペ育児中でもできるも読んでみてくださいね!
